「フェードを狙ったのにスライスになった…」
「ドローを打ちたいのに引っかけてしまう」
「なぜこんなに曲がるのか、理由が分からない…」
そんなアマチュアゴルファーの多くが見落としているのが、スイングパスとフェースの向きの関係です。
実は、インパクトの瞬間にクラブが「どこから来て」「どこを向いて当たったか」で、ボールの飛び方は決まります。
この記事では、ゴルフボールが曲がる仕組みと、基本的な球筋パターンを、スイングパス × フェース向きの組み合わせで図解しながら解説します。
「なぜその球筋になったか」を理解すれば、ミスの原因も明確に見えてきますよ💡
ボールが曲がるのは「物理現象」
ボールの曲がりは偶然ではなく、スイング軌道とフェースの向きの“差”によって生まれるスピンが原因です。
- スイングパス(軌道):クラブヘッドがインパクトへ向かう道筋、スイング軌道
- フェースの向き:インパクト時にクラブフェースが向いている方向
この2つのズレによってサイドスピンが発生し、ボールは曲がります。
基本の「球筋パターン」は9種類
スイングパス(3方向)× フェースの向き(3方向)の組み合わせで、ボールの飛び方は下記のように分類されます👇

スイングパス | フェース向き | ボールの軌道 | 主な名称 |
---|---|---|---|
インサイドアウト | スクエア | 軽い右出しストレート | プッシュor ドロー |
インサイドアウト | クローズ | 左に出て大きく戻る | フック |
インサイドアウト | オープン | 右へ押し出してさらに右 | プッシュスライス |
ストレート | クローズ | まっすぐ出て左へ曲がる | ドロー |
ストレート | スクエア | まっすぐ | ストレート |
ストレート | オープン | まっすぐ出て右へ曲がる | フェード |
アウトサイドイン | クローズ | 左へ出てさらに左へ曲がる | プルフック |
アウトサイドイン | スクエア | 左へ出るストレート | プル |
アウトサイドイン | オープン | 左に出て右に曲がる | スライス |
✅ このように、フェースの向きがスイング軌道より「どちらを向いているか」で曲がりの方向が決まるのです。
理解しておきたい2つの重要ルール
▶ボールの打ち出し方向は「フェースの向き」で決まる
打ち出し角は約75〜85%がフェースの向きに依存します。
→ どんなに良い軌道でも、フェースが右を向いていれば右に出る!
▶ボールの曲がりは「フェースと軌道のズレ」で決まる
→ フェースが軌道に対して「閉じていれば左回転」「開いていれば右回転」
これらを意識することで、スイングの“結果”に納得感が出てきます。
例で覚える!代表的な球筋の原因と対策
スライス(右へ出て右へ曲がる)
- パス:アウトサイドイン
- フェース:オープン
- 対策:フェースが開きすぎている。アドレスでフェースをスクエアにしよう。
フック(左へ出て左へ曲がる)
- パス:インサイドアウト
- フェース:クローズ
- 対策:左手のグリップが強すぎる/フェースが閉じすぎ。フェース管理を意識。
プッシュアウト(右へ真っ直ぐ)
- パス:インサイドアウト
- フェース:スクエア
- 対策:構えがクローズすぎる場合あり。アドレスをチェック!
正しい球筋を身につけるには?
✔️ 毎回同じスイングでも、構えとフェースで結果は大きく変わります。
まずは、自分のミスの「パターン」を理解し、修正のヒントを持つことが大切です。
自分のスイングをチェックする方法
- スマホでスイング動画を撮影
- インパクト直前の軌道とフェース角度を確認
- 練習器具やミラーを使って「見える化」するのがおすすめ📱
まとめ
- ボールの曲がりはスイング軌道とフェース向きの“ズレ”で決まる
- 打ち出し方向はフェース、曲がりはズレ幅による
- 自分の球筋を理解することで、アドレスや意識を変えるだけで改善が可能




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