スコア「100切り」を目指すアマチュアゴルファーに共通する悩みのひとつが、グリーン上での3パット多発です。ティーショットやアイアンで順調に運んでも、グリーンで余計に打ってしまえばスコアは一気に崩れます。
実は、3パットを防ぐことこそが最短で100切りに近づくカギ。この記事では、3パットを減らすための考え方と具体的なポイントを解説します。
もし1ラウンドで3パットが5回あったら?
18ホールの中で3パットが5回出てしまったとしましょう。
本来なら2打で済むところを3打かけているので、単純に +5打のロス。
スコア105の人なら、3パットを減らすだけで100切り達成が見えてきます。
ドライバーやアイアンの大きなミスを直すのも大切ですが、まずはグリーン上での「ロス打」をなくすことが即効性のある改善策なのです。
パターで一番大切なのは「距離感」
パッティングには「方向」と「距離」がありますが、スコアを左右するのは圧倒的に距離感です。
例えば2mのパット。プロゴルファーでもカップイン率は約50%程度です。つまり、この距離を「絶対に入れる」と思っても成功率には限界があります。
一方、距離感さえ合っていれば、外しても「次は楽に入れられる距離」が残り、3パットを防げます。大切なのは “最初の1打でカップに寄せること” なのです。
自分のタッチを覚える
3パットをなくすためには、まず自分のタッチ(距離感)を把握することが大切です。
- 自然なストロークで打ったとき、ボールがどれくらい転がるかを歩測して覚えておく
- ラウンド前、練習グリーンで数球打って歩測する
- いつもより歩数が少なければ「グリーンが重い」、多ければ「グリーンが速い」と判断する
こうしてその日のグリーンの速さを把握しておけば、本番でも大きな距離感のミスを防げます。
グリーン全体を見てラインを読む
パットラインを読むとき、カップ付近だけを見ていませんか?
実際には、グリーン全体の傾斜がボールの転がりを左右します。特にロングパットでは、最初の数メートルよりも「全体の流れ」を読むことが重要です。

ラインを読むコツ
- グリーンに上がる前から全体の傾斜を観察する
- 低い位置からカップ方向を見ると傾斜が見やすい
- カップ周りより「途中の傾斜」に注目する
これを意識することで、方向性と距離感が噛み合い、カップに寄せる確率が高まります。
狙うのはカップではなく“カップ周り1m以内”
ラウンド中は「カップに直接入れる」意識ではなく、カップ周り1m以内に止めるイメージで打ちましょう。
ロングパットで無理にカップインを狙うと、オーバーして返しのパットを外し、結果的に3パットにつながります。1m以内に寄せることを目標にすれば、次の1打を確実に沈められ、3パットが激減します。
効果的な練習法
練習グリーンや自宅でのパター練習では「ロングパットの距離感作り」を優先しましょう。
- 5m・10m・15mと距離を変えて練習する
- 「入れる」より「次で確実に入れられる距離に寄せる」意識
- 2〜3mは“必ず沈める”練習ではなく、“自信をつける”練習
この意識を持つだけで、ラウンド中の3パットが確実に減っていきます。
まとめ
3パットが多いと、スコア100切りは遠のきます。
✅ 距離感を最優先にする
✅ 自分のタッチを歩測で把握する
✅ 2mのパットはプロでも50% → 外れて当たり前
✅ グリーン全体を読んでラインを判断する
✅ 狙いは“カップ周り1m以内”
たとえ1ラウンドで3パットを数回減らすだけでも、スコアは劇的に変わります。次のラウンドではぜひ実践してみてください!




コメント