ティーショットでOBや1ペナルティが出ると、そのホールでダブルボギー以上になる可能性が一気に高くなります。
ドライバーを真っすぐ打つ練習も必要ですが、スコアをまとめるためには、打つ前の考え方も重要です。
私はティーイングエリアに立ったら、すぐにボールをティーアップするのではなく、まず次の4つを確認します。
● OBや1ペナルティは左右どちらにあるか
● フェアウェイの広い場所はどこか
● 自分のミスが出ても助かる方向はどこか
● ドライバーを使う必要があるか
そのうえで、ティーイングエリアの立つ位置、狙う方向、球筋、番手を決めます。
この記事では、ティーショットで大叩きを防ぐための考え方を、打つまでの順番に沿って紹介します。
ティーショットでは「どこへ打つか」より先に「どこへ打ってはいけないか」を決める
ティーイングエリアに立つと、フェアウェイの真ん中や遠くにある目印をすぐに狙いたくなります。
しかし、最初に確認したいのは狙う場所ではなく、絶対に避けたい場所です。
たとえば右側がOBなら、右へのミスだけは避けなければなりません。左側にラフがあっても、次のショットを打てるなら、左へ外すほうがスコアへの影響は小さくなります。
左右を同じように警戒するのではなく、次の一打を打てなくなる側を優先して消します。
私の場合、OBを避けて次打を打てる場所にボールが残れば、ティーショットは成功と考えます。フェアウェイキープだけが成功ではありません。
OBがある側に立ち、安全な方向へコースを広く使う
ティーイングエリアでは、左右どこにティーアップするかによって、フェアウェイの見え方と狙える角度が変わります。
基本は、危険がある側に立ち、安全な側へ向かって打つことです。
右側がOBの場合
ティーイングエリアの右側に立ち、フェアウェイの左側から中央方向を狙います。
右から左へコースを対角線に使えるため、打ち出せる範囲が広くなります。私なら右へのミスを消すため、基本的にはドローを選びます。
ただし、無理に大きく曲げる必要はありません。左側へ打ち出し、軽いドローかストレートでフェアウェイに戻すイメージです。
左側がOBの場合
ティーイングエリアの左側に立ち、フェアウェイの右側から中央方向を狙います。
左へのミスを避けるため、基本的にはフェードを選びます。右側へ打ち出し、軽く左から右へ曲げる球で安全なエリアを使います。
大切なのは、危険な方向へ曲がる球を選ばないことです。
ティーの立ち位置は球筋だけで機械的に決めない
「ドローなら左側」「フェードなら右側」と覚える方法もありますが、実際のコースではそれだけで決められません。
次の条件も確認します。
● ティーイングエリアの向き
● 木やバンカーで打ち出しが遮られていないか
● フェアウェイの傾斜
● 自分の球が着地してからどちらへ転がるか
● その日に出ているミスの方向
たとえば左側がOBでも、ティーイングエリアの左端に立つと木が邪魔になるなら、中央付近から打ったほうが安全です。
基本の立ち位置を知ったうえで、そのホールの形と当日の球筋に合わせて調整します。
ティーマーカーの向きに惑わされない
ティーマーカーは、必ずしもフェアウェイ中央や最適な方向を向いているとは限りません。
マーカーに対して何となく平行に構えると、最初からOB方向を向いてしまうことがあります。
私はボールの後方に立ち、狙う方向を決めてから、ボールの少し先にある芝の色や葉などをスパットとして見つけます。
そして、そのスパットにフェースを合わせてからスタンスを作ります。
ティーマーカーではなく、自分で決めた目標に対して構えることが大切です。
狙うのはフェアウェイ中央とは限らない
フェアウェイ中央を狙えば安全に見えますが、自分の球筋とミス幅によっては中央狙いが危険になることもあります。
たとえば右側がOBで、普段のミスがプッシュアウトなら、フェアウェイ中央を狙っても右OBまでの余裕は十分ではありません。
この場合は左ラフまで使い、フェアウェイ左側を狙います。
狙いを決めるときは、ナイスショットがどこへ行くかだけでなく、いつものミスが出たときにどこへ行くかを考えます。
ドライバーを持たないことも立派なコースマネジメント
パー4やパー5だからといって、必ずドライバーを使う必要はありません。
ドライバーで飛ばしても、着地点が狭くなったり、ちょうどバンカーや池に届いたりするなら、短いクラブのほうがスコアをまとめやすくなります。
番手を選ぶときは、次の3点を確認します。
1. ハザードまでの距離
ドライバーの飛距離でOBゾーンが狭くなる、池に届く、フェアウェイバンカーに入る場合は、届かない番手を選びます。
「越えられるか」だけでなく、「手前に刻めるか」も考えます。
2. クラブごとのミス幅
3番ウッドに替えても、ドライバーと同じくらい左右に曲がるなら、安全になるとは限りません。
単に短いクラブを持つのではなく、自分が狙った方向へ運びやすいクラブを選びます。
場合によっては、ユーティリティーやアイアンまで番手を下げる判断も必要です。
3. 次打を打ちやすい距離
ティーショットを刻むと、セカンドショットの距離は長くなります。
それでもOBを打って打ち直すより、フェアウェイやラフから次打を打てるほうが、大叩きを防ぎやすくなります。
パーオンが難しくなっても、ボギーオンしやすい場所へ運べるなら十分に価値があります。
左右どちらも危険なホールでは「最大飛距離」を捨てる
左右ともOBや林で、着地点が狭いホールもあります。
このようなホールでは、飛ばすことより、最も幅が広い距離にボールを置くことを優先します。
コースレイアウトを見て、200ヤード地点は広く、230ヤード地点から急に狭くなるなら、200ヤード前後を打てるクラブを選びます。
ティーショットで20〜30ヤード飛距離を落としても、インプレーに残れば次の一打があります。
ダブルボギーを減らしたいなら、難しいホールで無理にパーを狙わないことも重要です。
曲げようとして振りすぎない
右OBならドロー、左が危険ならフェードという考え方は有効ですが、コースで急に大きな曲がり幅を作ろうとすると、かえってミスが大きくなります。
使うのは、練習で再現できる球筋だけです。
その日にドローが安定しないなら、右OBのホールで無理にドローを打たず、左を向いて右へ行かないクラブを選びます。
球筋は危険を避けるための手段であり、曲げること自体が目的ではありません。
私がティーショット前に確認する順番
私は、ティーイングエリアでの判断を次の順番で整理します。
1. OB・1ペナ・池の位置を確認する
2. 絶対に打ってはいけない側を決める
3. 自分の普段の球筋と当日のミスを確認する
4. 安全な着地点までの距離を確認する
5. ドライバーを使うか、別の番手にするか決める
6. ティーアップする左右の位置を決める
7. 狙う場所とスパットを決めて構える
この順番なら、ティーアップしてから迷いにくくなります。
一度決めたら、アドレスに入ってからOBを見直さず、安全な目標に集中して打ちます。
ラウンド前にコースレイアウトを確認する
初めて回るコースでは、ティーイングエリアに立ってからすべてを判断するのは難しくなります。
私はラウンド前に楽天GORAのコース情報やレイアウトを見ながら、次の場所を確認します。
● OBと1ペナルティの位置
● 池やフェアウェイバンカーまでの距離
● ドライバーの着地点の広さ
● 刻む場合に使う番手
● グリーンを狙いやすいフェアウェイの側
事前に「このホールはドライバーを使わない」「右OBなので左側を広く使う」と決めておけば、当日の判断がシンプルになります。
まとめ|ティーショットの成功はフェアウェイキープだけではない
ティーショットで大切なのは、毎回ドライバーでフェアウェイ中央へ打つことではありません。
● 最初にOBや1ペナなど、避ける場所を決める
● 危険がある側に立ち、安全な方向へコースを広く使う
● 右OBならドロー、左が危険ならフェードを基本にする
● ナイスショットではなく、ミスしたときに助かる場所を狙う
● 着地点が狭いならドライバー以外の番手を選ぶ
● ティーマーカーではなく、自分で決めた目標へ構える
OBを打たず、次のショットを打てる場所にボールを残せれば、そのティーショットは成功です。
飛距離を少し抑えても、ダブルボギー以上を減らせれば、スコアは安定します。
まずは次のラウンドで、ボールをティーアップする前に「どちらへ打ってはいけないか」を確認してみてください。
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