パーオン率を上げたいなら「狙う場所」を変えよう
「もっとパーオン率を上げたい」
そう思って、アイアンショットを繰り返し練習している方は多いのではないでしょうか。
私自身も以前は、グリーンに乗らない原因を単純にショットの精度だと考えていました。
しかし、ラウンドを振り返ると、それだけではありませんでした。
狙う場所そのものが難しすぎたのです。
毎回のようにピンを狙い、池やバンカー、OBが近い方向へ外してしまう。その結果、次のアプローチまで難しくなり、スコアを崩していました。
現在は、ピンの位置だけでなく、
「どこへ外せば次のショットが打ちやすいか」
まで考えて狙いを決めています。
パーオン率を上げるには、ショット技術を磨くことに加えて、狙う場所を変えることも大切です。
パーオン率はショット力だけでは決まらない
もちろん、ショットの精度は重要です。
しかしアマチュアの場合、同じショット力でも、コースマネジメントによって結果は大きく変わります。
例えば、ピンがグリーン右端にあり、そのすぐ右に池があるとします。
この状況でピンを直接狙えば、少し右へ出ただけで池に入る可能性があります。
一方、グリーン中央を狙えば、多少右へブレてもグリーンに残る可能性があります。左へ外しても、池は避けられます。
パーオン率を上げるために必要なのは、毎回ピンへ近づけることではありません。
自分のミス幅を考え、安全な場所を狙うことです。
私が変えたのは「ピンを狙う回数」
以前の私は、100〜150ヤードの距離が残ると、いつもピンを狙っていました。
「せっかく狙える距離なのだから、ベタピンにつけたい」
そんな気持ちが強かったのだと思います。
しかし、レッスンを受けてラウンドを分析する中で、考え方が変わりました。
現在、本当にピンを攻めるのは、18ホールの中でも条件がそろった数回だけです。
例えば、次のような場面です。
● ピンの周囲に池や深いバンカーがない
● 自分の得意距離が残っている
● フェアウェイなど、ライが良い
● 風が穏やかで距離を合わせやすい
● ミスしても大きなトラブルにならない
条件がそろわないときは、グリーン中央や安全なエリアを狙います。
ピンを狙わないことは、消極的なゴルフではありません。
パーやボギーでホールを終える確率を高めるための選択です。
パーオン率を上げる5つの考え方
グリーン中央を基準にする
アマチュアにとって、最も基本となる狙い場所はグリーン中央です。
中央を狙えば、ショットが左右どちらへブレても、グリーンに残る余裕があります。
ピンが端にあるほど、ピンではなく中央を基準にする価値は高くなります。
まずはグリーンの幅を広く使い、パッティングできる場所へ運ぶことを優先します。
打ちたい場所より「避ける場所」を先に決める
ショットの前に最初に考えるのは、「どこへ打つか」だけではありません。
私はまず、
「どこだけは避けるか」
を決めます。
● 池
● OB
● 深いバンカー
● 寄せにくいグリーン奥
● 急な下りのアプローチが残る場所
大きくスコアを崩す場所を先に確認し、その反対側へ狙いをずらします。
必要であれば球筋も使い分けます。
● 右がOBならドロー
● 左が危険ならフェード
危険な方向へ曲がり続ける球ではなく、危険から離れていく球筋を選ぶ考え方です。
ただし、コースで突然打ち分けようとしても成功しません。普段の練習から、フェードとドローの曲がり幅を確認しておく必要があります。
奥よりも手前を選ぶ
多くのコースでは、グリーン奥からのアプローチが難しくなります。
奥にOBがある場合もあれば、下り傾斜や深いラフから速いグリーンへ打つ場合もあります。
そのため私は、奥に外したときの危険が大きければ、手前側を選びます。
ただし、いつでも短いクラブを持てばよいという意味ではありません。
手前のバンカーや池を越える必要がある場合は、確実に越えられるクラブを選びます。
大切なのは、「手前が安全」という一般論だけで決めず、そのホールで最も次の一打が打ちやすい場所を選ぶことです。
得意距離を残す
すべての距離を同じ確率で打てるわけではありません。
例えば120ヤードが得意なら、パー5のレイアップや短いパー4のティーショットで、その距離を残す方法があります。
いつも最も遠くへ打とうとすると、中途半端な距離や難しいライが残ることもあります。
「残った距離を打つ」だけでなく、
「次に打ちやすい距離を残す」
という考え方が、パーオンの確率を高めます。
パーオンできなくても成功と考える
18ホールすべてでパーオンする必要はありません。
グリーンを外したとしても、花道やアプローチしやすい場所へ運べれば、パーやボギーでまとめる可能性は残ります。
反対に、無理にピンを狙って池やOBへ入れれば、一度の判断でスコアを大きく崩します。
私は、
● グリーンに乗れば成功
● 乗らなくても安全な場所なら成功
● 一番避けたい場所へ打たなければ成功
と考えるようにしています。
「ナイスオン」だけを成功にしないことが、ラウンド中の焦りを減らすことにもつながります。
パーオン率だけでなく「パーオンの質」も考える
パーオン率は分かりやすい指標ですが、同じパーオンでも、その後の難しさは違います。
ピンまで15メートルでも、上りの真っすぐなラインなら2パットで収めやすいかもしれません。
一方、距離は近くても、強い下りや大きな傾斜をまたぐ場所では3パットの可能性が高くなります。
そのため、私はグリーンに乗せることだけでなく、
2パットしやすい場所へ乗せること
も意識しています。
ピンまでの距離だけで判断せず、次のパットの難しさまで考えることが理想です。
100〜150ヤードの練習では狙う場所まで決める
練習場では、ただ同じ方向へ真っすぐ打ち続けるだけでは、コースで必要な判断力は身につきにくいと感じています。
私は100〜150ヤードの練習で、距離だけでなく狙うエリアも変えます。
例えば、
● 110ヤード先の目標の左側
● 125ヤード先のグリーン中央
● 140ヤード先の目標より右側
● 右の危険を避けて左半分
というように、毎球の狙いを具体的に決めます。
さらに、105ヤード、135ヤード、115ヤード、145ヤードと距離を変えれば、コースに近い練習になります。
100〜150ヤードの打ち分けについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶ 【関連記事】100〜150ヤードが上手くなるとスコアは変わる|パーオン率を上げる練習法
私が実践しているラウンド前の確認
ラウンド前、私は楽天GORAのコース情報やコースレイアウトを見ながら、ホールの特徴を確認します。
以前は、コースへ着いてからレイアウトを見て、何となくプレーを始めることもありました。
しかし現在は、できるだけ前日までに各ホールを確認し、避けたい場所と安全な狙い所を考えるようにしています。
特に確認するのは、次のポイントです。
● 池の位置
● バンカーの位置
● OBライン
● グリーンの形
● 花道の位置
● ドッグレッグの方向
● フェアウェイが狭くなる場所
そのうえで、
「このホールはグリーン左側を狙おう」
「ここは奥が危険なので手前でよい」
「右がOBなので、ティーショットは右へ曲がる球を避けよう」
というように、ホールごとの攻め方をイメージします。
実際にレイアウトを事前に見ておくだけでも、ラウンド中の迷いが減りました。
コースに着いてから初めて危険な場所を知るのではなく、前もって**「どこだけは避けるか」**を決めておくことで、無理なショットを選ぶ回数も減らせます。
私はゴルフ場の予約だけでなく、ラウンド前の情報確認にも楽天GORAを活用しています。コース情報の見方や予約時に確認しておきたいポイントは、こちらの記事で紹介しています。
▶ 【関連記事】楽天GORAの使い方とレビュー|予約前・ラウンド前に確認したいポイント
ラウンド中は事前の計画に固執しすぎない
事前にコースを確認していても、当日の状況は変わります。
● ティーの位置
● ピンの位置
● 風向きと強さ
● 芝や地面の状態
● 自分の当日の球筋
これらによって、安全な狙い場所も変わります。
事前確認は、攻め方を固定するためのものではありません。
判断の土台を作り、当日の状況に合わせて修正しやすくするための準備です。
予定していた球筋の調子が悪ければ、無理に使わず、より安全なクラブや狙い場所へ変更します。
こんな方におすすめ
この記事の考え方は、次のような方におすすめです。
● パーオン率が低い
● アイアンの当たりは悪くないのにスコアがまとまらない
● セカンドショットでいつもピンを狙ってしまう
● 池、OB、バンカーで大叩きすることがある
● 100〜150ヤードからグリーンを外すことが多い
● 90切りや80台を目指している
ショットを大きく変えなくても、狙う場所を変えるだけで結果が変わる可能性があります。
まとめ|スコアを作るのは「大きなミスをしないショット」
私自身、以前は、
「ショットが上手くなれば、パーオン率は自然に上がる」
と考えていました。
しかし現在は、
「狙う場所が変われば、同じショット力でもパーオン率は変わる」
と考えています。
パーオン率を上げるために意識しているのは、次の5つです。
● グリーン中央を基準にする
● 打ちたい場所より、避ける場所を先に決める
● 奥と手前のどちらが安全かを確認する
● 得意距離を残す
● グリーンを外しても安全な場所なら成功と考える
さらに、ラウンド前には楽天GORAのコース情報やレイアウトを確認し、池、バンカー、OBなどの危険な場所を把握しておきます。
ピンに絡むショットは気持ちがよいものです。
しかし、スコアを作るのは、スーパーショットではなく、
大きなミスをしないショットの積み重ねです。
パーオン率を上げたい方は、ショット技術だけでなく、ラウンド前の準備と狙う場所も一度見直してみてください。


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